インプラントはどれくらいもつのか?

2011.04.26

「インプラントは一生もちます」と説明している歯科医がいたら、「?・」と思ってください。どれくらいもつかは、患者さんによって、また、条件によって、千差万別だからです。インプラント本体は、チタン製で丈夫なものですから、何か特別の問題が起こらないかぎり、半永久的にもつと思います。しかし、インプラントがダメになることもあります。インプラントがダメになる原因は、あってはならないことですが、術者の技術不足、それ以外には、大きく分けて二つ考えられます。経済的な理由による無理な設計や噛み合わせに起因するもの(両者とも力由来)と、口腔内の汚れ由来のものです。天然歯を含め、インプラントを長もちさせるためには、毎日適切な歯みがきをする習慣をつけ、口腔内を清潔に保つことが大切です。インプラントは金属ですから、痛みを感じる神経はありません。周囲で炎症が起きても痛みがないこともあります。歯茎に細菌が感染したり、歯肉が炎症を起こしたりしてしまったあとでは、手遅れになってしまいますので、定期検診をきちんと受けることをお勧めします。定期検診の内容は、きちんと歯みがきができているか、噛み合わせはうまくいっているかなどのチェックで、けっして大掛かりなものではありません。一九六五年に初めて埋め込まれたチタン製のインプラントが、現在も義歯を支える働きをしています。このことからも、噛み合わせと口腔衛生状態が良ければ、インプラントは長期間にわたって良好に機能することが期待できます。インプラント治療は、手術前にレントゲン撮影などの充分な診査を行って、綿密な治療計画を立て、その部位に最も適した材料・方法で行います。ですから簡単に壊れるようなことはありません。万が一壊れたとしても、特別な場合を除き、作り直しは可能です。ちなみに、本サイトの調査結果の場合、定期検診にご来院いただいている患者さんには、インプラント本体に関しては、一〇年保証を行っております。術後の適切な歯みがきの習慣と定期検診は、「転ばぬ先の杖」だとお考えください。[注]喫煙されている方は、非喫煙者に比べてインプラントの成功率が下がります。長期間維持することをお望みでしたら、ぜひ禁煙されることをお勧めします。