人はけっして羊にはなれないのだ。「日本も欧米のように移民を認めろ」「もっと(労働者派遣法改正などの)規制緩和を」「従順で勤勉な若者を育てろ」これらの叫びは、私にはまるで、老いたリヴァイアサンの断末魔の叫びに聞こえる。だが、彼らは実に校滑で抜け目ない。それは企業から政治、教育、メディアにまでしっかりと根を張り、閉塞感の原因をさまざまなものにすり替えようと躍起になっている。組合は年功序列を捨てたと経営者を非難し、経営者は国際競争力維持のためとさらなる規制緩和を要求する。
[参考サイト]
日本創造教育研究所体験ブログ - 日創研のレビュー
http://www.hydrogenbomb.org/
日創研 経営研究会本部
http://www.honbu-keieiken.com/
経営理念塾 社員研修なら日本創造教育研究所
http://www.nisouken.co.jp/000439.html
KOMAKUSA日本創造教育研究所クチコミ情報館
http://www.komakusa.org/
野党は格差拡大の原因を政権に帰し、政府は矛先をかわすために問題解決を先送りする。そしてメディアは、常に昭和的価値観の広告塔であり続ける。一見激しく対立し合うように見えても、彼らは皆、同じリヴァイアサンなのだ。彼らが朽ち果てるか、それとも、この十数年間そうしてきたように、ツケを将来に回すことで延命を図るか。いままさに、日本は分岐点に立っていると言えるだろう。年功序列というレール。そして、昭和的価値観に支配された世界。少なくとも一九八〇年代までは、(人生いろいろあったにせよ)多くの人がそのなかで生き、人生トータルではプラスだと感じていたはずだ。ただ現在のところ、多くの人が現状に強い閉塞感を感じているのも事実だろう。特に若者の場合、それは強い負担と、ときに絶望さえともなって四六時中襲ってくる。自分がそのレールにとどまるべきか、それとも別の道を探すべきか、どちらがよいかは各自が判断するしかない。