2005年には英国の放送局BBCが、「放送後7日間はネット経由でパソコンから番組を見ることができる」という実験を実施しました。この実験は好評だったようで、BBCとしては正式なサービスにすべく検討し、監督機関へ申請を行っています。2007年5月には監督機関から、サービスの方向性に関して正式な結論が出る予定です。この実験はパソコンが対象でしたが、実用化の暁にはイーサネット端子を装備し、IP放送に対応したSTB(セットトップボックス)を用意すれば、テレビで視聴することも可能となるはずです。このBBCの試みは非常にうらやましく感じます。日本のテレビ局もこのようなサービスを実施してくれると多くの人が利用すると思うのですが、ことはそう簡単ではありません。実は、そのようなニーズがあることをテレビ局関係者も重々承知しています。そこで日本では、NHK、WOWOW、フジテレビなどが中心になり、「サーバー型放送運用規定作成プロジェクト」(通称一サーバーP)を2003年から推進していました。サーバー型放送は、ハードディスクを内蔵したテレビやSTBに向けて蓄積型放送やVODを提供する、未来型の放送サービスという位置づけでした。このサービスが実現することで、番組の見逃し視聴も可能になることが期待されていたのです。
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