このあたりまで走ってくると、鉄道跡らしい遺構は見当らなくなります。住宅もクルマも増えていき、大きな街が近づいていることかわかります。中津駅までのラスト12キロメートルほどは、帰路につくまでの消化ルートといったところ。耶馬渓の景観を心のなかで振り返りつつ、淡々とペダルを回していきます。たっぷり寄り道しても、16時には中津駅に到着。2日目に走った距離はおよそ30キロメートルほど。昨日の峠越えルートとは一変して、「メイプル耶馬サイクリングロード」の本線にはまったくといっていいほど上り坂はありませんでしたので、Sさんもずっと軽快に走り続けました。
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そして後日、瑞々しい感性ですてきなリポートを届けてくれました。ムック本に写真とともに掲載していますので、書店で探してみてください。中津駅は日豊本線の高架下にあり、駅自体に情緒はありませんが、北口から少し走ると中津城や武家屋敷が残る街並を楽しむことができます。藁葺きで思いのほか質素な福沢諭吉の生家などを訪れるのもいいでしょう。こうした城下町のように入り組んだエリアを見て回るには、小回りが利くミニペロが最適です。