最も重要と考えられるポイントは、今後の具体的なアクションに直結するモニタリングの設計を行うということです。これは裏返して考えれば、一定期間のどのような活動が具体的にブランドの構築にどのようなインパクトを及ぼしたか、を明らかにするということでもあります。毎回のモニタリング結果は、関連する全てのメンバーの間で共有化し、その社員全員がその意味合いをしっかり理解し、その後の個々人の行動パターンにきちっと反映されるようにすることも等しく重要です。したがって、ブランドのモニタリング結果を事業部門あるいは個人の業績評価にリンクさせるような仕組みづくりが最終的には求められてきます。モニタリング活動を単なる事実の共有化に終えず、将来的なブランド価値向上に確実につなげていくためには、具体的なアクションに直結するモニタリングの設計とモニタリング結果と業績評価の連動の二つが不可欠要件となります。リアルワールドにおいては、顧客からの反応を企業サイドが積極的に収集することがモニタリング活動上も重要です。というのも、多くの顧客が企業の提供する商品・サービスに不満を抱きながらも、あえてその内容を企業に伝えることなくだまって離れてしまうものだからです。フリーダイヤルを告知し、顧客サイドからのコミュニケーションを促すような取り組みが盛んに行われるのもそのためです。