古い物件のほかにも、相談を持ちかけやすく、家主の承諾を得やすい物件もあります。「不人気エリアにある」「駅から遠い」「利便性に欠ける」物件などです。リフォームすることによって物件の価値が上がるのであれば、家主も考えてくれるでしょう。たとえば、エリアについて考えてみましょう。グラフは、首都圏沿線の各駅(徒歩圏内)の住宅地の平均坪単価を比較したものです。中央線、京浜東北線、東海道本線、総武線どれを見てみても「マイナス」だらけです。都内屈指の人気ラインである東横線沿線でさえ、平均してみれば下降気味です。つまり、東西南北どこに向かっても、価格は平均して下がっているということです。たとえば、中央線沿線の国分寺(マイナス13・2%)に注目してみてください。ここにリフォーム可能な物件を探し、システムキッチンを導入したら、満足度の高い生活が送れそうしゃありませんか?吉祥寺(マイナス6・6%)だったらどうでしょう。アクセス面を重視するのであれば、阿佐谷で探してみるのはいかがでしょうか。空室を抱えた家主の中には、多少リフォームしてでも借り手がついてくれることを願う人も多いはずです。ポイントは、こうした家主を探せるかどうかです。都心で探すのであれば、老朽化したビルに注目してみましょう。都内には「オフィス用物件」が余っているという現状があります。実際に住むという観点から考えると、たとえば窓の大きさが足りないなど建築基準法を満たしていなかったり、非常口がなかったりなどの不備が生じることも考えられます。実践術としてはかなり難易度が高いですが、こうした物件を住居用にリフォームすることができれば、安く、しかも都心に賃貸生活をはじめることができます。
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