直接噴射ガソリンーエンジン(通称‥直噴エンジン)はエンジンで走るクルマの現在最高の切り札。燃費改善度は一五・二%。一九九六年に三菱自動車工業が初めて直噴ガソリンーエンジンGDIを導入してから四年以上経過した。その間静観していた欧州メーカーの直噴ガソリンーエンジン搭載に向けた動きが活発化している。欧州ではガソリンに含まれる硫黄成分が日本よりも多いことから、三元触媒(排気ガス中のCO、HC、NO。を同時に低減させる機能をもつ触媒)を傷める問題があり、これまでガソリンーエンジンの直噴化の動きには積極的ではなかった。しかし、トヨタ自動車がもつNO。除去技術のライセンス供与によって、トヨタ自動車以外のメーカーが生産可能になったため、一九九九年秋までに、ルノーとフォルクスワーゲンが直噴ガソリンーエンジン搭載車の販売計画を発表し、それぞれに燃料噴射システムを供給するボッシュ、シーメンスなども技術開発したことを発表した。さらに、ダイムラークライスラー、プジョー、フォードが欧州市場で導入する計画である。これまで日本市場向けに限定していたトヨタ自動車も、欧州市場向けに投入する予定である。
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